【院長ブログ】尋常性乾癬に関する講演会に出席してきました(2025年7月6日)
こんにちは。院長の前田です。
先日、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社主催の講演会に出席してまいりました。
講演のテーマは、同社が製造するJAK阻害薬「ソーティクツ」についてでした。
ソーティクツは尋常性乾癬に対する治療薬の一つですが、特筆すべきはその高い効果に加えて、副作用が非常に少ない点です。
従来のJAK阻害薬は、JAK1・JAK2・JAK3、さらにはTyk2など複数の経路に作用するため、帯状疱疹や口唇ヘルペスといった感染症のリスクに注意が必要です。
しかしソーティクツは、Tyk2に対して非常に高い選択性を持ち、他のJAK経路にはほとんど作用しないため、こうした副作用が起こりにくいのが特徴です。
また、悪心や嘔吐などの消化器症状が少ないことや、薬物に対する抗体ができにくい点も、臨床現場での使いやすさにつながっています。
さらに、炎症性樹状細胞から産生されるIL-23にも作用するため、効果の持続性にも期待が持てます。
乾癬に対する治療薬は、生物学的製剤を含めて選択肢が広がっており、その効果も非常に高くなっています。今後は「どれだけ副作用が少ないか」が、薬剤選択においてますます重要になってくると感じました。
今後もこのような講演会を通じて、学びを深めていきたいと思います。
