やけど(熱傷)の原因について【スタッフブログ】
毎日風が冷たく感じ、暖かい飲み物や暖房が恋しくなる頃です。
そして、やけどが多くなる季節でもあります。
今回は、やけどの種類についてのお話です。
1)高温の液体
ポットの熱湯、コーヒーやお茶、カップ麺のスープなど
2)高温の個体
ストーブ、アイロン、ホットプレートなど
3)湯気
炊飯器、ファンヒーターの吹き出し口など
※熱湯以上に温度が高いので注意が必要です。
4)低温やけど
下腿に多く、湯たんぽ、電気毛布、使い捨てカイロ、こたつなど
※軽いやけどと思われがちですが、実際には、熱さを感じにくいだけで
皮膚の内部にダメージが加わり、深いやけどになりやすく、
専門的な治療が必要になる場合が多いです。
やけどをしたらすぐに水道水で冷やし、異変を感じたら自己判断せず医療機関を受診された方が良いです。体に大きなやけどを負ってしまうと、やけど跡が残る場所や範囲によっては、患者さんのその後の生活に大きな影響を及ぼすこともあります。近年では生活環境が改善され、重症熱傷の患者さんは日本国内では減っておりますが、軽症や中程度のやけどはいまもなお続いております。冬場はやけどにならぬようお気をつけ下さいね。