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アトピー性皮膚炎の新しい治療(デュピクセント)【スタッフブログ】 

[2024.04.06]

アトピー性皮膚炎の治療は、ステロイドなどの塗り薬が中心となっていますが、ここ数年、症状が比較的重い人向けの注射薬など、新しいタイプの薬が次々と承認されています。長年使われているステロイドの塗り薬は、皮膚の表面に塗って、炎症を抑え、かゆみを止めますが、なかには長期的に使用して皮膚が薄くなる副作用や、十分な効果が得られない患者様もいらっしゃいます。そうした中で登場したのが、分子標的薬と呼ばれる薬です。分子標的薬の注射は、体内から炎症を起こす原因分子を狙い撃ちします。皮膚のより深くにある炎症への効果が期待され、改善しなかった人の、新たな治療薬として注目されています。適応は、ステロイド外用剤やタクロリムス外用剤等の抗炎症外用剤による適切な治療を一定期間施行しても、十分な効果が得られず、強い炎症を伴う皮疹が広範囲に及ぶ患者に限定されているため、対象は中等症から重症の患者さんとなります。また、注射薬は高額となりますが、高額療養費制度の対象です。そのため自己負担の上限額が年齢や所得により異なります。このアトピー性皮膚炎の分子標的薬で良く知られているものとしてデュピクセント(一般名:デュピルマブ)という注射薬があります。2018年4月に登場し、取扱いのある医療機関も多くなっています。当院でも取り扱いを行っております。この注射薬は、これまで15歳以上しか使用できませんでしたが、昨年生後6か月以上の子どもにも承認されるようになりました。このことにより乳幼児へのステロイドなどの軽減が期待され、また医療証をお持ちの場合は負担額が小さくなります。(負担額に上限があるため)ご関心のある患者様は、初診時は注射を打つことは出来ませんので、まずは初診時に、あるいはご来院前にデュピルマブについてのご相談をいただければと思います。

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