冬の紫外線対策【スタッフブログ】
インフルエンザや風邪が大流行し、ウイルスが猛威を振るっている昨今ですが、皆様お元気でいらっしゃりますでしょうか。
このブログを読んでくださっているすべての方々が、健康に過ごすことが出来ていることを願います。
さて、今回は、蔑ろにされがちな【冬の紫外線対策】について、お話しさせていただきます。
夏とは違い、冬は日照りが強くなく、日焼けすることもほとんど皆無なので、紫外線対策を怠っておられる方が多いのではないでしょうか。
その油断によって、実際のところ、皆様の肌は悲鳴を上げているのです。
日差しが強い猛暑日には、多くの方が日傘や帽子、サングラスを着用しておられる姿を目にすることが多いですが、
秋頃から春先にかけては、そうした紫外線対策を続けていらっしゃる方を見つける方が困難なほど、
ほとんどの方々は、紫外線に対して無防備な状態で日々をお過ごしになられているように見受けられます。
そこで、
①なぜ冬にも(冬こそ)紫外線対策が必要なのか
②紫外線の性質
③こんなにも恐ろしい紫外線~紫外線はシミ、しわ・たるみ、そばかす、皮膚ガンの原因~
④具体的かつ有効な対策法(⑤当院での診察案内)
以下に記載いたします。
①冬でも紫外線対策が必要な理由
夏と比べて、冬の日差しが弱いことは確かですが、季節を問わず、紫外線は常に地球に降り注いでいます。
日本では、冬になると太陽の位置が低くなるので、顔・首周辺に、紫外線が当たりやすい季節だと言えます。
さらに、雪などが原因で、紫外線の反射率が夏よりも高くなります。
このため、冬は目に見えるひどい日焼けをしないからと、適当な対策を取らずに無防備な状態で過ごしていると、肌のダメージを引き起こす可能性があります。
冬は空気が乾燥しているので、それに伴い、お肌も乾燥しやすい季節です。乾燥しているお肌は、そうでないときと比べて、紫外線からダメージをより受けやすくなりますので、こうした観点からも、やはり冬の紫外線対策は重要になってきます。
②紫外線の性質
紫外線には、波長が長い順に、UV-A、UV-B、UV-Cがあります。
UV-Cは、その大半がオゾン層に吸収されますので、私たちは主にUV-AとUV-Bへの対策を施す必要があります。
・UV-Bの 80%以上が薄い雲を透過する
・紫外線の反射率は地表面によって異なる
例)雪:約80%、コンクリート・アスファルト:約10%、水面:約10 〜 20%、土面・草地:約10%以下
・ 1000 m標高が上昇 する毎に、10 %強UV-Bが増加する
・屋内には、屋外の 約10%以下の紫外線がある
・UVカットサングラス・眼鏡を着用することで、約90%紫外線を遮断することが可能
③こんなにも恐ろしい紫外線~紫外線は老化、シミ、しわ・たるみ、そばかす、皮膚ガンの原因~
紫外線を長期にわたって浴び続けると、シワ、しみ、たるみといった肌の老化が促進され、皮膚がんを誘発する原因ともなり得ます。
太陽の光を毎日多少なりとも浴びることも無論大切ですが、長期間、或いは、強い紫外線から受ける刺激によって、メラニン色素が過剰に生成されてしまい、これはしみやソバカスの発生に繋がります。
④具体的かつ有効な対策法(⑤当院での診察案内)
・衣服
寒い冬には、寒さ対策のために、上下ともに長袖の服を着用するため、体は紫外線から守ることができていますが、その一方で、首から上は、対策をしない限り、一年を通して露出する部位であると思います。外出の際には、UVカットサングラス・マフラー・手袋・帽子をご着用いただくのがよいでしょう。
サングラスは、雪による紫外線の反射からも目を保護してくれます。帽子やマフラーは、頭皮や首周りへの紫外線ダメージを防いでくれます。もちろん、防寒グッズとしても有効ですので、一石二鳥ですね。
・日焼け止め
顔や首はもちろんのこと、露出している部分への日焼け止めを忘れずに塗るようにしてください。
また、日焼け止めは水や汗で落ちてしまいますので、適宜ムラのないように塗り直すとよいでしょう。
・保湿
冬は空気が乾燥しており、肌がただでさえ乾燥しやすいことに加えて、肌には紫外線にさらされると乾燥が進む性質があります。
保湿を心掛けることにより、紫外線からの負担を軽減すること、乾燥や炎症からお肌を守ることができます。
化粧水や美容液、クリーム、乳液などによる日々のケアを怠らず、お肌の健康を維持しましょう。
当院でも、お肌に良い各種コスメ、基礎化粧品等を販売しております。また、自由診療の美容施術も各種実施しておりますので、ご興味がおありの方はどうぞお気軽にお問い合わせください。