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市販薬と皮膚科の薬、何が違うの?

[2025.06.13]

「ドラッグストアで買った塗り薬を使ってるけど、なかなか良くならなくて…」
皮膚科を受診された方から、こんなお話をよく伺います。

最近は薬局やネットでもさまざまな塗り薬が手に入りますが、市販薬と皮膚科で処方される薬には“明確な違い”があります。
今回はその違いについて、分かりやすくご紹介します。

① 有効成分の“強さ”が違います

多くの皮膚の薬(特にステロイド外用薬など)は、効果の強さによってランクがあります。
皮膚科で処方されるものは、症状や部位に応じて「非常に強い」ものから「弱い」ものまで幅広く選べます。

一方、市販薬は比較的マイルドな成分に限定されており、重症の皮膚炎には効果が不十分なことがあります。

🔍 例:
「強いかゆみや赤みが続く」→ 市販薬では効果が弱く、治りにくい
「ジュクジュクしたとびひ」→ 市販薬では対応できないケースが多い

② 症状を“見極めたうえで”薬が選ばれます

皮膚トラブルは、見た目が似ていても原因がまったく異なることがあります。

  • 湿疹?それともカビ(白癬)?

  • あせも?とびひ?虫刺され?

  • にきびだと思っていたら、実は別の皮膚病だった!ということも

皮膚科では、医師が目で確認して診断し、その症状に最適な薬を選ぶことができます。
自己判断で誤った薬を使うと、悪化したり長引いたりすることもあるので注意が必要です。

③ 飲み薬との併用や、長期管理も可能です

皮膚科では、塗り薬に加えて内服薬(抗ヒスタミン薬、抗生物質など)を併用することもできます。
また、繰り返す症状(アトピー性皮膚炎、乾癬など)については、継続的に経過を追いながら治療方針を調整することが可能です。

✅ 繰り返す肌トラブルを「クセ」として諦めずに、一緒に根本から整えていきましょう。

④ 実は、保険が使えてお得な場合も!

皮膚科の薬は、保険診療の範囲内で処方されるため、
市販薬よりも結果的に安く済む場合も多くあります。

さらに、大容量の保湿剤や、子どもや敏感肌の方でも使いやすい処方薬も手に入るのが皮膚科の強みです。

肌トラブルがあると「とりあえず市販薬で…」と思いがちですが、
実はそれが治るまでの時間を延ばしてしまうことも少なくありません

症状が長引いている・繰り返している・どんな薬を使っていいか分からない…
そんな時は、ぜひお気軽にご相談ください。

五条桃谷皮膚科クリニックでは、丁寧にお話を伺い、症状に合った治療をご提案いたします。
患者様お一人おひとりに合ったケアで、「治る」までしっかりサポートいたします。

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