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紫外線治療

紫外線治療とは

紫外線には免疫反応を抑える作用があり、様々な皮膚病に効果があります。

この紫外線を使った治療は、医療用のランプを用いて特定の紫外線を患部に照射し、治りにくいとされている皮膚の病気を治療します。副作用が少なく非常に安全な治療法です。

紫外線治療で効果のある疾患

当院では短時間で治療効果の高いエキシマライト照射装置のセラビームUV308miniLEDを導入しています。

紅斑や色素沈着を起こす有害な短派長領域をカットし、効果的かつ安全に配慮した照射が可能です。

治療期間

紫外線治療は継続することで効果を発揮します。症状によりますが、最低でも週一回、二か月は治療を継続するようにしましょう。週2~3回治療を受けると最も効果は高くなりますので、継続的な通院をお願いします。

紫外線治療の費用

保険診療です。3割負担の場合、診察料とは別に一回1000円程度です。

治療の実際

皮膚疾患に対する紫外線療法としてはPUVA療法、ブロードバンドUVB治療、ナローバンドUVB療法、エキシマライト療法などがあります。
日本においては1970 年代に尋常性乾癬に対する PUVA(psoraren ソラレン を外用もしくは内服後に UVA を照射)療法が確立され,2002 年には光毒性反応がより少ないナローバンド UVB(波長 311 nm)治療が乾癬,白斑,アトピー性皮膚炎に使用されるようになり.さらに病変部への局所的な照射(ターゲット型光線療法)を目的として,2008 年にはエキシマライト(波長 308 nm)が登場しました。これらの紫外線治療は尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎、痒疹、皮膚悪性リンパ腫、円形脱毛症などの疾患に対し効果が認められています。
ナローバンドUVBやエキシマライトの特徴としては紅斑や熱傷を引き起こさずに各種皮膚疾患に対し治療効果が得られ、発がん性もUVC(波長100-280nm)をほとんど含んでいませんので、従来の紫外線療法と比較して非常に低いものになっています。紫外線というと、肌を黒くしたり、シミやそばかすを増やすなどの弊害をことさら強調する風潮も見られますが、波長を限定し、照射量を調整することによって非常に安全に難治性皮膚疾患の症状を改善させることができます。エキシマライトはナローバンドUVBと比較して狭い範囲にしか照射できませんが、照射強度が非常に高いため一回の照射にかかる時間は10秒以下です。なので、何か所も照射したとしてもナローバンドより照射時間は短くなります。さらに当院で使用するセラビーム®UV308LED miniはLEDでエキシマライトと同じ308nmの紫外光を照射できる最新の機器で、従来のエキシマライトで数秒ほどかかっていた照射量をわずか1秒前後の照射で終わらせます。
治療にあたっては、概ね週に1~2回、受診いただきますが、従来の紫外線治療法と比較して非常に短時間での照射で済みます。エキシマライトの副作用としては、照射した部分が赤くなる、皮膚が火照るな
どの事例がありますが、白斑などの治療においては治療効果を得るためには皮膚が赤くなる必要があるといわれており、わざと軽いやけどを起こさせる場合もあります。

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