日焼けのケアは早期に始めましょう
●まずは肌をしっかり冷やす
日焼けしてしまったことに気付いたら、できるだけ早く冷やしましょう。
濡れタオルに氷や保冷剤をくるみ、日焼けした部分に当てて冷やしましょう。
このときジェルのついている冷却シートは使わないようにしてください。
日焼けで炎症を起こした皮膚には刺激になってしまう可能性があります。
●肌が冷えたらしっかりと保湿する
肌のほてりや赤み、痛みが引いてきたら、皮膚を保湿して保護しましょう。
日焼け直後の肌は敏感になっているので、保湿の際も注意が必要です。
化粧水をつけるときは強くパッティングせず、やさしくプレスするようにしましょう。
また、日焼けがひどく肌に炎症が起こっているときは、日頃のスキンケア商品の使用は中止して
肌の状態が改善したあとに乾燥肌や敏感肌にも使いやすい低刺激性のものを選んで保湿しましょう。
●水分やビタミン補給も大切
日焼けしたあとの身体は、水分が失われてカラカラの状態です。そのため、積極的に水を飲み、
身体の内側から水分補給してあげることが大切になってきます。
肌の修復のために必要な栄養素も普段より多く消費されます。特に、以下の成分を意識して補給しましょう。
- ・ビタミンC:しみの原因となるメラニン色素の定着を抑え、コラーゲンの合成を助けます。
- 酸味のある果物や葉野菜などに多く含まれています。
- ・ビタミンE:血行を促進し、肌のはりやターンオーバーを整えます。
- ナッツ類や大豆製品などに多く含まれています。
●顔
顔を日焼けしたときは、洗顔やお手入れが肌の負担にならないよう注意しましょう。
洗顔時は、よく泡立てた泡で包みこむように洗い、
タオルをそっと当てて余分な水分だけを吸い取るようにします。
いつものスキンアイテムではなく保湿の際の低刺激性なものを選ぶようにしましょう。
日焼け後の化粧は、肌に痛みや赤みがあるうちは控えめにするのがよいでしょう。
痛みが引いてきてからも、丁寧に保湿したあと、こすらないように気をつけてメイクしましょう。
●身体(腕、脚、背中など)
腕や脚、デコルテや背中などを広範囲にひどく日焼けした場合、濡れタオルなどで冷却するのはなかなか大変なので
可能であれば、冷水シャワーや水風呂などでしっかりと冷やしたほうが肌のダメージ回復にはよいでしょう。
また、ケアする際の保湿アイテムは、塗り広げやすいミルクタイプやローションタイプのもので、
塗り残しのないようにたっぷりと使いましょう。
●髪・頭皮
髪は、紫外線を浴びると髪のキューティクルがはがれて乾燥してしまい、髪のパサつきや枝毛、切れ毛の原因になります。
頭皮は日焼けすると赤くなったり、そのダメージから抜け毛などの原因にもなります。
髪や頭皮は日焼けしてしまうとアフターケアがしにくい部位であるため、まずは日焼けをしないよう、
日頃から日傘や帽子、UVスプレーなどを使用する習慣をつけましょう。