「ヘアカラーアレルギーって知ってる…?」皮膚トラブル【スタッフブログ】
ヘアカラーアレルギー(ブリーチアレルギー)とは、毛染めによる皮膚障害の多くは接触皮膚炎であり、原因はヘアカラーリング剤です。特に最近では、ブリーチをされる方が多く、受診される方が増えてきています。ヘアカラーリング製品は大きく分けて医薬部外品と化粧品とに分かれています。医薬部外品の酸化染色毛剤は色落ちが少なく、長期間効果が持続するので最も広く使用されていますが、アレルギー性接触皮膚炎を起こしやすいので注意が必要です。
【遅延型アレルギー : かぶれ】
【即時型アレルギー : 吸入により喘息症状、頭皮や顔面 全身に拡大する 蕁麻疹やかゆみなどの皮膚症状 】
自分で毛染めを行う場合は、非酸化染毛剤を使い、できればパッチテストもした方が良いです。(後述)化粧品の場合は、酸化染毛剤と比べると髪を痛めにくいのですが、明るい色にすることができなかったり、色持ちが短かったりしますが、酸化染色毛剤と比較するとアレルギー性皮膚炎を引き起こすことは少ないと言えます。また、ヘアカラー異常を感じた時は、すぐに洗い流すのが一番大事。
ただしヘナが配合されている場合は、同じくパッチテストをした方が望ましいです。
パッチテストの仕方
① カラーリング剤を小皿に入れ、綿棒を使って腕の内側に10円玉大を塗り自然に乾燥させて下さい。
② 塗ったところを、30分後と48時間後に見て、発疹、発赤、かゆみ、水泡、刺激などの皮膚異常が現れた際は、すぐに洗い流してください。
③ 入浴時を避け、どうしても入浴する際には塗ったところが濡れないように工夫して下さい。また、絆創膏などで覆わないでください。
④ 皮膚にトラブルが生じた際には、皮膚科等にご受診下さい。