こんにちは。院長の前田です。

先日、大塚製薬社主催の講演会に出席してまいりました。

講演のテーマは、アトピー性皮膚炎の外用療法に関するものでした。

近年、アトピー性皮膚炎に対して新たな全身療法が次々と登場しています。しかし、それでもなお「完治」には至らず、外用療法の重要性を改めて痛感しています。

特にモイゼルト軟膏は、使いこなすことで治療の幅が大きく広がる薬剤だと感じており、皮膚科医としてより適切な使い方を習得していきたいと考えています。

また、この季節は汗疹や汗疱の患者さんが多く来院されます。保湿剤などの軟膏を塗りすぎると、汗の蒸散が妨げられて“汗だまり”を起こし、かえって皮疹が悪化することもあります。

一人ひとりの症状をしっかりと見極め、その方に合ったスキンケア指導を心がけていきたいと思います。