その赤み、ニキビじゃない!?実は「酒さ」かもしれません。
鏡を見るたびに気になる、頬や鼻まわりの赤み。「ニキビかな?」「肌が弱いせい?」と感じている人も多いかもしれません。でも、その赤み…実は「酒さ(しゅさ)」という皮膚の病気かもしれません。
酒さってどんな病気?
酒さ(しゅさ)は、顔の中心部に慢性的な赤みやぶつぶつ(丘疹)が出る皮膚疾患です。外見上、ニキビや敏感肌と間違われやすいため、間違った自己流ケアを続けてしまう人も多いです。
実は、酒さは20〜30代の若者にも多く、紫外線やストレス、スキンケアの刺激などが引き金となって発症します。若者でも「大人ニキビ」と間違えてしまいがちですが、酒さの治療はニキビ治療とは異なるため、早めに皮膚科で診察を受けることが大切です。
ニキビとどう違うの?
ニキビは皮脂が毛穴に詰まって炎症を引き起こしますが、酒さは毛細血管の拡張や皮膚バリアの乱れによって顔の中心部に赤みが現れます。ニキビ用の強い洗顔料やピーリングが逆効果になることもあるため、注意が必要です。
皮膚科でできる治療とケア
酒さの治療法には、抗炎症作用のある外用薬や、場合によっては内服薬が処方されます。自己判断で市販薬を使うのではなく、皮膚科で正しい診断を受け、適切な治療を行うことが重要です。
また、酒さが進行すると、症状が悪化してしまう可能性があるため、早期に治療を始めることをおすすめします。スキンケアや生活習慣の見直しも併せて指導してくれるので、医師としっかり相談しましょう。
まとめ:早めの受診で赤みをコントロール
「肌が弱いせい」と放置してしまいがちな酒さですが、適切な治療を受けることで、症状のコントロールが可能です。
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ニキビ薬が効かない
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同じ場所に赤みが出る
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ヒリヒリやほてり感がある
これらの症状に心当たりがある場合は、迷わず皮膚科を受診しましょう。早期に対応することで、改善が期待できます。