【皮膚科医が解説】日焼けしてしまったら?正しいアフターケアのすすめ
「うっかり日焼けしてヒリヒリする…」
「赤くなって痛いけど、どうすればいいの?」
そんな経験、ありませんか?
日焼けは軽いやけどの一種。
放置すると色素沈着や乾燥、肌荒れの原因になることもあります。
今回は、皮膚科医がすすめる“正しい日焼け後のケア”をご紹介します。
☀ なぜ日焼け後のケアが重要?
日焼けは、紫外線(UV)による炎症反応。
皮膚は水分を失い、バリア機能が低下しています。
この状態で何もケアをせず放っておくと…
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赤み・痛みの悪化
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皮むけやかゆみ
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シミやくすみ、色素沈着
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肌のごわつき・小じわの原因
といった“後悔ポイント”につながる可能性が高まります
🧴 自宅でできるケア 3ステップ
① 冷やす:まずは炎症を落ち着かせる
赤み・痛みがある場合は、冷水シャワーや濡れタオルで冷やします。
保冷剤はタオル越しに使うなど、凍傷にならないよう注意を。
② 保湿:水分をしっかり補給する
炎症後の肌は非常に乾燥しやすい状態。
**刺激の少ない保湿剤(ワセリンやセラミド配合)**をたっぷり使いましょう。
③ 紫外線を避ける:さらに悪化させないために
日焼け直後は、肌が非常に敏感です。
外出時は帽子・日傘・マスクでしっかり防御し、日焼け止めは数日後からが安心です。
🏥 こんなときは皮膚科へ
以下の症状がある場合は、自己判断せず皮膚科を受診してください。
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強い赤みや痛み、水ぶくれ
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全身のだるさ、熱っぽさ(熱中症の可能性も)
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長引くかゆみや湿疹
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色素沈着がなかなか消えない
当院では、必要に応じて炎症を抑える塗り薬や内服薬をご提案します。
「どこまでが様子見で、どこから受診?」と迷ったら、お気軽にご相談ください。