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今の時期の花粉、何が飛んでる?

[2025.05.22]

「春が終わっても肌のかゆみが続く」
「なんとなく鼻や目がムズムズする」
そんな症状、ありませんか?

実は5月〜6月にかけて飛ぶ“初夏の花粉”が、肌や粘膜の不調の原因になっていることがあります。

🌿 今の時期に飛んでいる花粉は?

春のスギ・ヒノキ花粉のピークは過ぎましたが、5月〜6月は以下のイネ科の花粉が主役です。

主な飛散花粉(地域差あり)

花粉の種類 飛散時期 特徴
カモガヤ 5月〜7月 公園や道端、河川敷に多い。強いアレルゲン性。
オオアワガエリ 5月〜7月 雑草の一種。市街地にも多い。
ハルガヤ 4月〜6月 欧州原産。都市部にも多く見られる。

これらの植物は、身近な場所(公園・グラウンド・空き地)に多く生えており、気づかないうちに花粉を吸い込んでいることもあります。

🤧 花粉による皮膚症状とは?

イネ科の花粉は、アレルギー性鼻炎や結膜炎の原因になるだけでなく、皮膚トラブルの原因にもなります。

よくある皮膚症状:

  • 顔や首、まぶたなどのかゆみ・赤み

  • 繰り返す目のまわりの湿疹

  • なんとなく皮膚がチクチク・ヒリヒリ

  • 乾燥が悪化してバリア機能が低下

「スキンケアを変えてないのに調子が悪い」という場合は、花粉や黄砂、PM2.5など外的刺激が影響している可能性があります。

🛡 花粉から肌を守るためにできること

  • 外出時はマスク・眼鏡・帽子で予防

  • 帰宅後すぐの洗顔・洗髪・うがいで除去

  • 肌の乾燥対策に保湿剤をしっかり使う

  • 肌荒れ時は過度な摩擦・メイクを避ける

これらの対策でも改善しない場合は、皮膚科での治療をおすすめします。

🩺 当院での対応について

当院では、花粉やアレルギーによる皮膚炎に対して、

  • 保険診療での外用・内服治療

  • 必要に応じてアレルギー検査(血液検査)

  • 敏感肌向けスキンケアのご提案

など、一人ひとりの症状に合わせた診療を行っています。

🌸 医師からひとこと

「春が過ぎても肌の不調が続く」という方は、花粉の種類が変わっているだけかもしれません。
市販薬や自己判断で治らない場合は、お気軽にご相談ください。

 

季節の変わり目の肌を守るために、早めの対策が大切です。

 

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