気になる「にきび」、実は皮膚の病気です
思春期から大人になっても悩まされる「にきび」。鏡を見るたびに気になってしまいますよね。実は、にきびは医学的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」というれっきとした皮膚の病気です。
にきびの原因は、皮脂の分泌が増えること、毛穴のつまり、アクネ菌の繁殖などが複雑に関係しています。ホルモンの影響やストレス、食生活、生活リズムの乱れなども要因になり得ます。
にきびは自然に治ることもありますが、炎症がひどくなると赤く腫れたり、膿がたまったり、跡が残ってしまうこともあります。特に顔は目立つ場所なので、精神的なストレスにもつながりやすいですよね。
市販の薬やスキンケアで改善しない場合は、ぜひ皮膚科を受診してください。皮膚科では、にきびのタイプや肌質に応じた外用薬や内服薬を処方することができます。最近では、炎症を抑えるお薬や毛穴のつまりを改善する薬など、効果的な治療法が増えています。
また、スキンケアの方法や食事のアドバイスも重要です。自己判断で肌を触ったり、つぶしたりしてしまうと悪化の原因になることもありますので注意しましょう。
「ただのにきび」と軽く考えず、早めの受診で肌の健康を守ることが大切です。