背中ニキビ、皮膚科での治療法とご自宅での正しいケア方法
こんにちは。五条桃谷皮膚科クリニックです。
前回は、背中ニキビの原因や放置リスクについてお伝えしました。今回は、皮膚科での治療法や日常生活でできるセルフケアを中心にご紹介します。
皮膚科での治療法は?
背中ニキビの原因や状態によって治療法は異なりますが、主に以下のような対応をします:
・マラセチア毛包炎(カビ)が疑われる場合
→ 抗真菌薬の外用(ケトコナゾールなど)や内服(イトラコナゾールなど)
・尋常性ざ瘡タイプ(いわゆるニキビ)の場合
→ 抗菌薬の外用・内服、アダパレンなどの毛穴ケア薬剤の処方
セルフケアのポイント
皮膚科での治療に加えて、ご自宅でできるケアも大切です。
・汗をかいたらすぐにシャワー
・リンスやトリートメントは背中につけない/よくすすぐ
・ボディソープは刺激の少ないものを選ぶ
・日焼け止めを塗る前に、肌状態を清潔に整える
・ナイロンタオルやスクラブの使いすぎはNG
また、寝具や下着などもこまめに洗濯して清潔に保つことが、炎症や悪化を防ぎます。
最後に
背中ニキビは「見えない場所」だからこそ、気づかないうちに悪化していることもあります。シミや跡が残る前に、皮膚科的な診断と適切なケアを受けて、すっきりした肌で夏を楽しんでくださいね。
五条桃谷皮膚科クリニックでは、マラセチア毛包炎や色素沈着にも対応した治療を行っています。お気軽にご相談ください。