「背中ニキビ」放置しているとシミになる?原因とそのままにするリスクとは
こんにちは。五条桃谷皮膚科クリニックです。
夏になると、「背中のあいた服を着たいけれど、ニキビが気になる…」というご相談が増えてきます。顔と違って、ついケアを後回しにしてしまいがちな“背中の肌”。しかし、放置してしまうと、ニキビ跡として茶色いシミになってしまうこともあるため注意が必要です。
背中ニキビの原因は?
実は顔のニキビとは少し違い、背中のニキビは「マラセチア菌」という真菌(カビの一種)が関係しているケースが多いです。これを「マラセチア毛包炎」といいます。
その他にも、以下のような要因があります:
・汗をかいた後、すぐに着替えない・シャワーを浴びない
・ボディソープやリンスの洗い残し
・摩擦(リュックの肩紐やタイトな服)
・過剰な皮脂分泌やホルモンバランスの乱れ
放置するとどうなる?
ニキビ自体が悪化し、膿んでしまうと炎症が強くなり、赤みや色素沈着が長く残るようになります。
また、慢性化すると以下のような皮膚トラブルに発展することも。
・色素沈着(茶色いシミ)
・瘢痕(へこんだ傷あと)
・ケロイドのような盛り上がり
とくに紫外線に当たる夏場は、炎症後色素沈着がより濃く残りやすいため、「放っておけば治る」ではすまないこともあります。
自己判断は危険かも?
「ボディソープを変えてみた」「保湿してみた」というケアで改善する場合もありますが、
マラセチア菌が関与している場合は、市販のニキビ薬では治らないことも。
この続きでは、皮膚科で行う治療法やご自宅でのセルフケアのポイントについて詳しくご紹介していきます。
次回もぜひご覧ください。