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もう迷わない!日焼け止めの選び方と紫外線対策のポイント

[2025.08.01]

こんにちは、五条桃谷皮膚科クリニックです。

前回のブログでは、「日焼けの正体」や「紫外線がもたらす肌へのダメージ」についてご紹介しました。
今回はその続きとして、正しい日焼け止めの選び方や使い方、日常生活での紫外線対策のポイントを詳しく解説していきます。

そもそもSPF・PAってどう違うの?

日焼け止めのパッケージに必ず書かれている「SPF」や「PA」。
なんとなく数値が高いものを選んでいませんか?それぞれの意味を知って、正しく使いましょう。

・SPF(Sun Protection Factor):
 UV-B(赤くなる日焼け=サンバーン)を防ぐ効果を示します。
 例:SPF30なら「何も塗らない状態よりも30倍長く日焼けしない」目安です。

・PA(Protection Grade of UVA):
 UV-A(黒くなる日焼け=サンタン)を防ぐ効果。+が多いほど効果が高くなります。
 例:PA+++以上であれば日常紫外線対策に十分な効果があります。

用途別!日焼け止めの選び方

日焼け止めは、「強ければ良い」というわけではありません。
肌への負担や使うシーンに応じて選ぶことが大切です。

使用シーン おすすめのSPF/PA 特徴
通勤・通学・買い物などの日常 SPF20〜30/PA++〜+++ 肌への刺激が少なく、毎日使いやすい
炎天下のレジャーや運動 SPF50+/PA++++ 汗・皮脂に強いウォータープルーフタイプを
敏感肌・赤ちゃん SPF15〜30/PA++ 紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)のものがおすすめ

正しい塗り方で効果を最大限に

どんなに良い日焼け止めを選んでも、「塗り方」が間違っていると十分な効果が得られません。

◎ポイントは「適量」と「塗り直し」

・顔全体なら500円玉大くらいの量が目安です

・塗り残しが多い耳、首、鼻の横、髪の生え際などにも忘れずに

・汗やマスク、タオルで取れてしまうので2〜3時間ごとの塗り直しが理想的です

スプレータイプやパウダータイプを活用すれば、外出先でも手軽に塗り直せます。

日焼け止めだけじゃない!日常でできる紫外線対策

紫外線対策は、日焼け止めだけでなく「生活習慣」も大事です。

・帽子・日傘・サングラスの併用
 → UVカット加工されたものを選ぶとより安心

・衣服で肌を守る
 → UVカット素材の長袖やアームカバーなど

・紫外線が強い時間帯(10~14時)を避ける
 → 日差しの強い時間の外出はなるべく短時間に

・室内でも対策を
 → UV-Aは窓ガラスも通過します。車や室内でも日焼け止めは必要です。

敏感肌・子どもの日焼け止めは?

子どもには紫外線吸収剤を含まないタイプがおすすめ(表示に「ノンケミカル」とあるもの)

こまめな保湿も肌バリアを守るポイントです

日焼け止めは1日が終わったらしっかり落とすことも大切です

お子さんには、石けんで落とせるタイプの日焼け止めも多く出ていますので、使いやすいものを選びましょう。

まとめ:毎日の積み重ねが未来の肌を守ります

紫外線対策は一日だけでは意味がありません。
毎日の小さな習慣が、5年後・10年後の肌に大きな差を生みます。

当院では、日焼けによるシミ・肌荒れ・炎症のご相談も随時受け付けています。
お肌のトラブルや日焼け止め選びでお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。

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