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夏本番!「日焼け」の正体と放っておけない紫外線ダメージ

[2025.07.31]

こんにちは、五条桃谷皮膚科クリニックです。

暑さが本格化するこの季節、外を歩いているだけで肌がジリジリ焼けるように感じることはありませんか?
「日焼け=健康的」というイメージが昔はありましたが、実は皮膚科の視点では日焼け=肌へのダメージなのです。

今回のブログでは、2回シリーズで「日焼け対策」について詳しく解説していきます。
第1回では、そもそも日焼けとは何か、紫外線が肌に与える影響、そしてそのリスクについて掘り下げていきます。

「日焼け」は2種類ある

まず最初に知っておきたいのは、日焼けには2種類あるということです。

① サンバーン(sunburn)

主にUV-B(紫外線B波)による急性の炎症反応で、

・赤くなる

・ヒリヒリする

・ひどいと水ぶくれになる
といった症状が出ます。

これは「軽いやけど」と同じような状態で、肌細胞がダメージを受けて炎症を起こしているサインです。

② サンタン(suntan)

こちらはUV-A(紫外線A波)の影響で、

・肌が黒くなる

・シミ・くすみの原因になる
といった、いわゆる「色素沈着」を引き起こします。

UV-Aは雲やガラスも通過し、真皮(肌の深い層)にまで到達するため、見た目以上に深刻なダメージを与えます。

紫外線がもたらす長期的な影響

日焼けを繰り返していると、肌にはどんなことが起こるのでしょうか?

◎ 肌老化(光老化)

紫外線は肌のコラーゲンやエラスチンを壊し、

・シワ

・たるみ

・ハリの低下
を引き起こします。これは加齢による老化とは異なり、紫外線が原因の「光老化」と呼ばれています。

◎ シミ・そばかす

紫外線によってメラニンが過剰に生成され、色素沈着が起こります。
一度できてしまったシミは自然には消えにくく、治療が必要になることもあります。

◎ 皮膚がんのリスク

慢性的な紫外線の蓄積は、皮膚のDNAを損傷させ、将来的に皮膚がんのリスクを高めることも知られています。
「若いから大丈夫」と思わず、日々の積み重ねが将来の肌を守る鍵です。

今からでも遅くない!日焼け対策は“今日から”始めましょう

一度日焼けしてしまうと「もう遅いかな」と思いがちですが、そんなことはありません。
日焼け対策はいつ始めても意味があります。

次回のブログでは、

・日焼け止めの正しい選び方と使い方

・通勤やお出かけ時の紫外線対策

・子どもや敏感肌の方が気をつけるべきポイント
などを分かりやすく紹介します。

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