赤ちゃんの肌トラブル対策【後編】
こんにちは。五条桃谷皮膚科クリニックです。
【前編】では、「あせも」や「おむつかぶれ」の対策をご紹介しました。
今回は【後編】として、顔まわりに多い「ミルクかぶれ」「よだれかぶれ」について取り上げます。
🍼 ミルクかぶれとは?
ミルクが赤ちゃんの口のまわりに付着したままになり、皮膚がただれてしまう状態です。
特にミルクの脂肪分やタンパク質は皮膚への刺激になることがあり、赤みや湿疹の原因になります。
💧 よだれかぶれとは?
よだれが増える生後3〜4ヶ月ごろからよく見られるトラブルです。
よだれが皮膚に繰り返し触れることで、乾燥と炎症が進み、赤くなったりカサカサしたりします。
✅ 日常でできるケアと予防法
1. こまめな拭き取り
・よだれやミルクを見つけたら、やわらかいガーゼやティッシュでやさしく押さえるように拭き取ります。
・こすらず「ポンポン」と優しくタッチするのがコツです。
2. ワセリンや保湿剤でバリアづくり
・よだれやミルクが触れる前に、ワセリンを薄く塗って皮膚を保護する方法も有効です。
・お風呂上がりや寝る前に保湿することで、トラブルを予防しやすくなります。
3. スタイやガーゼの使い方を見直す
・よだれで濡れたスタイをつけっぱなしにせず、こまめに取り替えましょう。
・首元にガーゼを一枚挟むだけでも、服が濡れるのを防げます。
🏥 皮膚科受診の目安
・赤みが長引いている、ジュクジュクしている
・掻きこわしてかさぶたができている
・市販薬やワセリンでも改善しない
これらの症状がある場合は、早めにご相談ください。
赤ちゃんの皮膚は悪化が早いこともあるため、判断に迷ったらお気軽に受診を。
🌿 最後に
赤ちゃんの肌を守るには、毎日のちょっとした気配りが大切です。
「こまめに清潔」「やさしく保湿」「こすらない」を意識して、肌トラブルを未然に防ぎましょう。
五条桃谷皮膚科クリニックでは、小さなお子さまの診察にも丁寧に対応しております。
肌トラブルでお困りの際は、お気軽にご相談ください。